About the bookshop(本屋)

本屋さん、とふと思ったのは
コロナ禍のことでした。
「imoguri に本が似合う。」
そう言って賛同してくれたHanamoguri さんに
選書をお願いしました。
それから私もいくつかの本を選びました。

最初の本が届き、机の上に並べて2人、ため息が漏れました。
imoguriの一角に本棚を作っていただき、そこにならべました。

お食事をしながら、お読みいただくことはできませんが、ご自由に手に取ってご覧ください。
連れて帰っていただける、気にいった本を見つけていただけたら嬉しいです。
また、ご希望の本がありましたら、お取り寄せすることもできるかもしれません。
お気軽にお問いあわせください。

また、本を販売するにあたって、これまで自由に読んでいただいていた本たちは、
和室や手洗いの横などに場所を移動しました。
そちらも少しずつ増やしていく予定です。
ゆっくり本を手に取りお過ごしください。

About imoguri (イモグリ)

imoguri は 2003年5
「実験の場所!」と、言ってはじまった場所でした。
そして「imoguriとはどういう意味ですか?」
と何度も尋ねられることになる、
という当然のことをも思いもしていなかったのです。

また、「imoguriさん」と声をかけられたり、「imoguriです」
と名乗らなければいけないということにも気づきませんでした。
名前と同様に、こっぱずかしい気持ちいっぱいのまま
お店が始まりました。
そして、我が家で唯一の社交家だった
おばあちゃんによる宣伝によって、杖をついたおじいさんや
関の町に住むご婦人たちが、開店早々訪ねてくれたのでした。

そしてある日から、ひとり、またひとり
ぽつりぽつり、方々の町から誰かが訪ねて来てくれました。
ひっそり小さなこの場所に、たくさんの方々が来てくれて、
名前にもすっかりなじんでいきました。

20年が経った2023年5月、しばらく閉じていたお店を再び再開することにしました。
どのような場所になるのかは、まだ定かではありません。
訪れてくれた方々によって、作られる「場所」
として、本を読んだり、何かを共に作ったり学んだり、
美味しいお茶など飲みながら使っていただけたらと思います。